コピペはいかんでしょ~

※注意※

私の家族のために始めたブログです。よって一見様が見てもためにならないと思います。

 

 

人は【自らの考え方によって人生が「楽しく」も「辛く」もなってしまう】事を、

自分の家族に知ってもらいたくて始めたブログ。

 

今回はふと思い出した昔話をひとつ。

 

思い出したきっかけは、最近送信されてきた1通のFAX文書。

一般的に、ビジネス文書は「拝啓」で始まる事が圧倒的に多い。

 

例えば、

「拝啓 貴社益々ご清栄のことと・・・」とか、

「拝啓 平素は格別のお引き立てを賜り・・・」など、

色々な挨拶文のパターンがあるけど、今回取り上げたいFAX文書は

「平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。」

となっていた。

 

別に何かおかしい文書ではないのだが、FAXを送信した会社の立ち位置や置かれている状況によっては「とても違和感のある内容」に変ってしまう。

 

先ず、これをFAXした会社は「自動車の損害保険会社」であるということ。

そして、オイラのお客さんが所有する賃貸アパートの外壁を車でぶっ壊した当事者(入居者)の保険会社であるという事。

 

そんな会社が、「平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。」って、何か変じゃね? と思うのはオイラだけでしょうか。。。

 

他の人はどうか知らんけど、オイラはこの部分を物凄く気にする(というか拘る)。

 

だってさ~、リアルな世界でだよ、

お祝いの時にお悔やみの言葉は言わんでしょ?

葬儀の時に祝辞は述べんでしょ?

葬式にくす玉割るような事しないよね~?

 

でも何で紙媒体になると相手や周りの状況を無視した「コピペ」がまかり通るのか、オイラにはさっぱり分からんです。

 

まじめな話、今回の文書を保険会社が使う場合、おそらく「新規」や「大口」といった「何らかの契約を取れた時」または相手に対し「自分の方が利益を頂く側の立場にある場合」に用いる文章である。

 

そして今回は契約者(利用者)の事故によって保険会社が補てんする立場のため、その会社が「格別のご高配」って、絶対おかしいでしょ~。

 

よって、オイラの中では状況を無視して文章を「コピペ」で対処する人を、「葬式でくす玉を割る人」にしか見えないのです。

 

だいぶ横道に逸れたね。

では昔話ですが、オイラが「クビ」と宣告された会社で起きた事件(というか笑い話)です。

 

オイラが「クビ」となって会社に行かなくなったのが10年以上前の9月21日。

でも、本当は翌月の10月20日まで出勤する筈だったけど、「10月分の給料も出すからもう来なくてもいい」という粋(?)な計らいで、実質、9月21日から失業者となった訳。

 

「解雇」のため、職安に行ったら速攻で失業保険も下りたよ。

 

で、就職活動中の10月中旬くらいに、「クビ」になった会社から1通の封筒が送られてきた。

 

「1ヶ月近く経って今さら何やろ?」と若干警戒心を持ちながら封筒を開封すると、一般の会社がよくやる書類送付のヘッダー文書に目が留まった。

 

そこにも例に漏れず「拝啓」から始まってたけど、すごいよ~。

その書面を引っ越しの際になくしたけど、今でも内容をはっきり覚えてる。

 

そこにはね、

拝啓 貴社益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。日頃は変わらずのご厚情を頂き誠にありがとうございます。 さて、書類を1通添付しておりますので、お手すきの際にご査収くださいます様、お願い申し上げます。 敬具

 

                  (記)

 

■ 添付書類

   ・解雇通告書

       ↑

     カイコツウコクショ カコツウコクショ カイコツウコクショ

 

凄くない? めちゃ笑えるでしょ?

クビになった会社から、解雇通告書を添付してきて「益々ご清栄のこととお慶び申し上げます」だって。

マスマスゴセーエーノコトト オヨロコビモウシアゲマスルルルルルルルルルル・・・

100歩譲って、ヘッダの文書に関しては不問にしてやる。

で、同時に添付してきた書面が「解雇通告書」。。。イヤイヤイヤ・・・

これぞ、「ザ・葬式にくす玉攻撃!」。

殴られながら「おめでとう!」と言われている気分ですな。

 

当時はショックでもなんでもなく、大笑いしたよ。

本気で額縁に飾ろうとしたほどだった事を思い出す。

 

何が言いたいかって、もう言わんでも分かるよね。

 

で、こんな状態で外部に文書を「拡散」する訳だから、ヤバいでしょ。

部下に教育云々ではなく、会社全体の質を問われる。

 

もっと酷い場合は、この手の間違いだらけのヘッダーに

「担当(作成者)」

「確認(作成者の直属の上司)」

「承認(提出書面の責任者)」

と印を押す箇所があって、今回の様な場違いな使い方(引用)でもしっかりと「捺印」されている時だよ。

 

 

お互い、気をつけましょ。

 

いや~久々に思い出した。

 

ではまた。